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    >>5が自分の人生を語るスレ3

    http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1372688157/
    管理人

    こちらの記事の続きになります。





    602: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 15:29:24.01 ID:3GiEI4Si0

    安価>>610





    610: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 15:34:26.18 ID:6qXOlHjLO

    Ksk





    620: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 15:46:48.23 ID:6qXOlHjLO

    恋の話が多いみたいだから俺の悲惨な恋愛史を。


    幼稚園で初恋を済ませたマセガキの俺は、小学生にして中二病を発症してイジメられっこになり、中学で不登校に。
    定時制の高校に辛うじて合格し中卒の危機は脱するも、DQNと鬱しかいない定時制で楽しいこともなく、
    バイトと放課後ひとりでやるスケボーと地元の小さなコミケに行くのだけが生き甲斐だった

    そんなある年の夏、俺は人生初の本気の恋をした







    621: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 15:49:02.64 ID:nf/sAZOsO

    ふむふむ





    624: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 15:52:33.03 ID:qPiqaxA30

    さすが昼間はヒキニート多いな
    いいぞこの流れ





    625: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 15:53:06.34 ID:6qXOlHjLO

    相手は1つ歳上の、地元では有名なクリスチャン系お嬢様学校の女の子。
    もうね、一発で落ちた。一目惚れなんてアニメの中の話だと思ってたのに、目が合った瞬間に『あ、惚れた』てわかったわ。
    その子は妹のコスプレ仲間で、聞けばなかなか名の知れた美少女コスプレイヤーだった。俺はコスプレとか興味なかったので知らなかった。





    626: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 15:59:14.17 ID:6qXOlHjLO

    妹との繋がりで運良くメアドもゲットした俺は、以前経験したイタイ恋愛の反省から努めて慎重に、じっくり彼女との距離を詰めてゆき、気の置けない友人ポジションを手に入れ………た、つもりだった。
    つまり、もう相手の子にもその友人らにも、妹にだってバレバレだったらしい。


    そんなことなど夢にも思わない俺は、彼女の友人のひとりとも仲良くなって、なんとか彼女との仲を深めようと躍起だった。





    628: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 16:09:15.77 ID:6qXOlHjLO

    なんだかんだで1年が経ち、一ヶ月に一度のイベントを有効に使うべくコスプレ衣装の自作まで始めた俺は、一応は彼女のグループの一員となっていた。
    もはやバレバレなのに気付いた俺はこともあろうか開き直り、彼女の誕生日にシルバーのペンダントをプレゼントするなどと重い行動に出始めていた。
    ちょくちょく彼女の友人(女)にも相談したりしていた。正直、必死すぎた。童貞故の、ブレーキが効かない状態だ。
    その頃にはバイト先の人らにも俺の恋愛が知られ、応援されていたために、『頑張ればきっと』とポジティブになっていた。

    そして、やがて迎えたクリスマス。





    629: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 16:10:16.96 ID:nf/sAZOsO

    先を読むのがこわいょぅ(´・ω・`)





    630: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 16:18:38.58 ID:6qXOlHjLO

    童貞故の夢見がちな脳みそは本当は二人きりのクリスマスを望んでいたが、相談していた女友達の意見も汲んで、クリスマスはグループみんなでパーティーすることに。
    駅前のカラオケ店の大部屋を借りて、ケンタッキーを持ち込んだりしてパーティーが始まった。
    だけど俺の頭は彼女のことで一杯。俺はこのクリスマスに、一年越しの想いを告白するつもりでいたのだ。
    無駄に高い歌唱力を駆使して甘ったるいラブソングを歌う。友人らは手を叩いて褒めてくれた。彼女も、身を乗り出して讃えてくれた。
    いけるんじゃないかと、心が高ぶった。





    632: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 16:29:04.82 ID:6qXOlHjLO

    彼女が席を立った。トイレに行くんだと思ったが、わざわざ聞くのは野暮すぎる。彼女が帰ってきたら、タイミングを見て連れ出して、告白しよう。
    頭のなかがバチバチを弾けるみたいに緊張してきた。歌など歌ってられなかった。期待と不安が混じりあって、もう色々大変。

    しかし、なかなか彼女は帰ってこない。ああ、大のほうなのか…とかバカなことを考えて尚も待つ。
    先ほどまでの緊張はだいぶ解れていた。クリスマスプレゼントのマフラーが入った包みを確認しつつ、待つ。

    帰ってこない。
    焦りが生じ始めた。気がつくと、女友達もいなくなっていた。他の友人が「呼びに行ったんだろうから気にしないでいいよ」と言うが、何故だか酷い胸騒ぎがした。
    びっくりするくらい吐き気がしだして、トイレで吐いた。廊下にも部屋にも、彼女と女友達の影はなかった。それから荷物も。





    633: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 16:30:15.97 ID:3GiEI4Si0

    ひどい話だな





    634: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 16:32:23.43 ID:qPiqaxA30

    うん、続けて





    635: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 16:36:27.67 ID:6qXOlHjLO

    部屋にいた友人らに彼女と女友達が消えたことを訴えても、軽く流されるだけで全然気にしていない。
    なにか違和感を覚え始めていた俺は、半ば恐慌状態だったと思う。そんな俺を見かねたのか、グループの最年長だったお姉さんが、そっと俺を部屋の外に連れ出す。
    その人は普段通りの優しい雰囲気だったけど、なんともバツの悪そうな、複雑な表情を浮かべていたのをハッキリ覚えてる。
    俺は、これから何か致命的な出来事が起こるような予感がした。





    636: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 16:41:11.29 ID:+IywD/cA0

    嫌な予感しかしない





    637: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 16:46:25.70 ID:6qXOlHjLO

    お姉さんは「落ち着いて、しっかりて聞いてね」と前置きしてから、彼女と女友達が、もうずっと前から恋愛関係だったということを話した。
    俺の想いは彼女も女友達も知っていたけど、俺があまりにも本気だったのにも気付いていたから、どうしたら傷つけないように済ませられるかずっと悩んでいたらしい。
    だけど俺が段々と調子に乗ってしまい、期待を膨らませ、重いプレゼントを渡したりとし始めて、少しづつ恐怖を感じ始めていたとも。
    そして、お姉さんは決定的なことを言った。
    「彼女らは、出来ればもう自分たちに関わらないで欲しいと言っている」と。





    639: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 16:53:25.05 ID:+IywD/cA0

    えっ 百合?





    640: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 16:53:54.14 ID:6qXOlHjLO

    その話を聞いたとき、俺は随分と落ち着いていたと思う。
    言うまでもなく、俺はまだまだ続いていたパーティーから去って行った。正直よく覚えていないが、普段なら電車で帰る筈の帰路を歩いて帰っていたみたいで、雨が降り出した午後の20時くらいにようやく自分が失恋したんだとわかった。
    そのまま海辺に行って、滅茶苦茶に泣いた。プレゼントのマフラーはいつの間にかどっかにいってた。
    ずぶ濡れになってようやく地元駅にたどり着いたとき、やけに大音量で楽しげなクリスマスソングが聞こえたのを覚えている。





    641: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 16:54:52.05 ID:nf/sAZOsO

    これはキツイ(´・ω・`)





    643: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 17:09:11.76 ID:q5hRFP970

    みんな話うまいな。





    644: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 17:10:54.77 ID:6qXOlHjLO

    長くなったから後日談は短く。 

    それからは彼女にも女友達にも、当時の友人にも会ってない。
    翌年、俺は逃げ出すような感じで東京の専門学校に進学。
    地元には10年近く戻ってない。


    長くなってごめん。ご清聴ありがとう。



    次安価>>650





    646: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 17:12:26.92 ID:nf/sAZOsO

    乙ksk





    647: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 17:12:56.72 ID:+IywD/cA0

    これは泣いてもいい





    649: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 17:15:36.75 ID:vswxk2hb0

    かそく





    650: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 17:16:15.02 ID:BKVY8XZBO

    それ





    651: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 17:18:51.97 ID:BKVY8XZBO

    踏んでしまったか。まとめるから待ってて





    652: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 17:19:30.29 ID:6qXOlHjLO

    いっちょ楽しい話を頼むぜ





    653: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 17:26:31.14 ID:BKVY8XZBO

    小中高大と何事も無く進んだ俺は、23歳の時に交際半年の女とデキ婚した。しかし、妊娠8ヶ月で、まさかの流産。その後は女が浮気やら借金で離婚。

    25歳の時にパチンコ競馬に嵌まり会社の金を横領してしまい解雇。親に全部肩代わりしてもらった

    それから3年間のビデオ屋バイトを送り、工場の再就職が決まり、会社の事務の女と結婚した。今秋に子供が生まれる予定。

    つまらない人生でごめんな。





    657: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 17:32:56.84 ID:6qXOlHjLO

    >>653

    つまらないどころか波乱万丈だろ
    父親になるなら、犯罪は繰り返しちゃ駄目だぞ





    656: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 17:32:28.22 ID:nf/sAZOsO

    さらっと流してるがハードじゃねぇか(´・ω・`)





    655: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 17:28:51.37 ID:BKVY8XZBO

    >>660が人生語るらしいぞ





    660: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 17:45:57.76 ID:dDGfnQ+40

    >>653
    おめでとう!
    これからは平穏な人生送って幸せになれよ





    661: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 17:47:01.17 ID:BKVY8XZBO

    これからはまともな人生を送れるように努力するわ




    663: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 17:48:03.71 ID:dDGfnQ+40

    うぐあ踏んだ…
    大概語ったから大したエピソードない…

    さっくりワンナイトラブの話でもしようか





    664: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 17:48:54.84 ID:6qXOlHjLO

    よし語れ
    パンツは脱いだ





    666: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 17:52:14.08 ID:dDGfnQ+40

    あれは十代で割りと女に縁があった頃のことだな
    勤めてたバーの先輩やら仲のいいお客さんやらその友達やら10人ぐらいで、先輩の家でパーティーしてたんだ
    皆飲み助だから昼過ぎから始めて夕方には程良く出来上がり、暗くなった頃には寝てる人もチラホラ





    667: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 17:57:30.81 ID:dDGfnQ+40

    俺は酔ったらムラムラしちゃうタチで、そん中にいた癒し系の可愛い子をちらちら見てた訳
    そしたら向こうもアイコンタクト送ってきてウヒョーって舞い上がった
    俺らはコッソリ抜け出して一人暮らししてる彼女のアパートへ
    基本的に俺は苛めんのが好きだから女の子には触らせないんだけど、彼女が貝合わせをご所望してきた





    668: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 17:58:56.21 ID:6qXOlHjLO

    ほほぅ…





    670: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 18:06:35.17 ID:dDGfnQ+40

    断るのも雰囲気壊すしなと思って俺も下だけ脱ぐ
    彼女はもち全裸な
    うっすいアパートなのも気にせず彼女はあんあん喘ぎまくり、なんだかんだで三回ぐらいイッてたな
    俺は結局イけず終いながら、可愛い子とイチャイチャ出来てほっこりしてた
    帰り際なんてぎゅってしてきて「ちゅーは?」って上目遣いでおねだりとかもう堪らんうわあああああって感じよ

    後日やけに陰部が痒いと思ったら陰毛にシラミがウジャウジャしてた
    クソビッチがうわあああああって泣きそうになりながらパイパンにしましたとさ

    また規制食らった
    パンツ脱いだ奴期待外れですまんなwww
    >>675





    672: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 18:08:12.57 ID:nf/sAZOsO

    かーいかいかいwww
    かーいかいかいwww





    673: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 18:08:22.20 ID:6qXOlHjLO

    なんてオチだ乙www





    674: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 18:09:26.27 ID:5CO8yrEaO

    落ちに泣いた 





    675: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 18:09:45.21 ID:6qXOlHjLO

    Ksk




    676: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 18:11:05.03 ID:nf/sAZOsO

    またトラウマの悪寒





    677: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 18:12:03.64 ID:6qXOlHjLO

    マジかよおい…

    じゃあ上京から現在までの書くから
    ちょっと待ってて





    678: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 18:17:27.88 ID:5CO8yrEaO

    >>677
    クリスチャンの初恋の彼女も見てるかもしれないから焦らずな!





    679: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 18:26:03.42 ID:6qXOlHjLO

    >>678
    マジやめてwww


    上京した俺は、専門学校に入ってだらだらと過ごしてた。
    高校時代のあれはかなり堪えていたが、逆に女性というものに対して夢を見たりはしなくなってた…と思う。
    悪い意味で都会慣れして、半ば酒の勢いでクラスのヤリマンで童貞を捨てた。感慨なんぞなにもなかった。
    2年生に進級した頃、クラブである女の子に出会った。可愛かった。二度目の一目惚れ。





    680: pc5f147.ztv.ne.jp 2013/07/02(火) 18:33:04.78 ID:sOrrUhtZI

    やっとおいついた!





    681: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 18:35:47.87 ID:6qXOlHjLO

    しかし彼女、レズではなかったが酒癖がよろしくない。
    ある日のクラブイベント中に、酔っ払ったままハコからいなくなる。そこは新宿歌舞伎町。身長150cm程度の童顔の美少女が、酔っ払ったまま歩いていていい場所ではない。
    俺は無我夢中で彼女を探した。奇しくも天気は雨。夏のクソ蒸し暑いなか、ずぶ濡れになりながら走り回る。
    散々捜しても見つからず、一緒に来ていた友人らに電話をして手伝ってもらう。
    一時間くらいした頃、電話が鳴った。今日出会ったばかりの友人が捜索に加わってくれて、彼が彼女を見つけてくれたらしい。
    走り回るなかでいつの間にかお気に入りのライターや指輪をなくしてしまっていたが、気にもならなかった。
    無事で良かった。俺は彼女が見つかったという場所に急いだ。





    682: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 18:37:35.45 ID:nf/sAZOsO

    ふむふむふむ





    683: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 18:45:08.66 ID:6qXOlHjLO

    だがそこに彼女はいなかった。彼女はかなり泥酔していたようで、見つけた彼と女友達が、タクシーで彼女を家まで送ったらしい。
    俺はとにかく彼女が無事だったことで安堵し、疲れが一気に襲ってきてその場にへたりこんだ。
    2日後に、彼女の友人からメールが来た。長文だった。その一行目には、落ち着いてからメールを見てくれと書いてあった。
    もうその一文で内容の予測はついた。予測は当たり、彼女を見つけてくれた男は、そのまま彼女の家に居着いて付き合うことになったそうだ。そりゃそうか。イケメンだもんな。





    685: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 18:47:12.42 ID:nf/sAZOsO

    やっぱりトラウマ展開やないの(´・ω・`)





    686: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 18:48:46.16 ID:sOrrUhtZI

    うあああああ





    687: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 18:51:58.94 ID:5CO8yrEaO

    なんでお前は幸せになれないんだ・・・





    688: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 18:54:37.58 ID:6qXOlHjLO

    彼女はあの日俺がみっともなく濡れ鼠になって駆けずり回ったことなど知らなかった。それが唯一の救いだった。
    イケメンと美女のカップルだ。嫉妬するのも馬鹿らしいくらい、お似合いだった。
    ある日の俺を知っている何人かの友人は、俺に気を使って俺の前で彼女の話をすることはなくなった。
    しかしそれから少し後、些細なことで俺と険悪になったある友人が、彼女にそのことを面白おかしく伝えたらしい。
    そのとき彼女が何を思ったかは、得意げにそれを俺に伝えた元友人のドヤ顔から察するしかあるまい。
    彼女とはそれっきりだ。聞くところでは今は別の男と結婚し、子供もいるそうな。

    とりあえず前半ここまで。後半書く。





    691: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 19:02:58.25 ID:6qXOlHjLO

    後半。
    バイクの事故に遭って単位不足で専門学校を中退した俺は、バイトをしながら暮らしていた。
    ある日、女友達が俺に女の子を紹介してくれた。偶然にもそれは専門学校時代の後輩で、彼女は当時(たぶん悪い意味で)目立っていた俺のことを知っていた。
    それから少し後、あるアメリカ人の女の子に盛大な失恋をして精神的に限界を迎えつつあった俺は、彼女が近隣トラブルで家を追い出されつつあるという話を聞く。





    694: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 19:09:37.47 ID:5CO8yrEaO

    >>691
    クリスチャン系やらアメリカ人やらそっちの外来には縁がないな・・・





    693: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 19:09:35.57 ID:6qXOlHjLO

    とりあえず彼女が飼っている猫を預かることになった俺だったが、彼女は当時付き合っていた男と別れ話で揉めており、色々あって別れ話に決着がつくと俺の家に住むようになった。
    彼女は文句なしに美少女だったが、もう色々と恋愛に絶望していた俺は同じ屋根の下であっても手を出す気になれず、普通に友人関係を続けていた。
    しかし結局は猿みたいに盛のついた20代。やがて肉体関係になり、正式に付き合うことになった。所詮俺の絶望などその程度だったわけだ。





    695: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 19:14:12.29 ID:7SVSizLtO

    追い付いたぜ





    696: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 19:21:12.32 ID:6qXOlHjLO

    それでも俺は、次第に本気で彼女を愛するようになっていった。仕事を頑張り、貯金をして、真面目に結婚したいと思っていた。
    彼女は結婚はまだわからないと言っていたから、少しずつ進んで行けばいいと思った。
    引っ越しをし、今度は彼女がアパートを借りると言って、そこで一緒に暮らした。

    しかし、ある日彼女が心底困ったような様子で話を切り出してきた。
    どうやら弟が用事でしばらく上京しなくてはいけないらしく、その間に間借りさせてやれと実家から言われたらしい。
    その弟さんはなかなか大変な病気をしていたと以前から彼女に聞いており、加えて彼女のアパートに居着くことに一抹の罪悪感を感じていた俺はそれを受けて、少し離れた場所にアパートを借りて一人暮らしを始めた。
    一人暮らしを始めてからも、俺と彼女はよく会って食事をしたりしていた。





    697: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 19:26:55.13 ID:6qXOlHjLO

    俺と彼女は家も近かったことで、以前ほどではないが色々と遊びに行ったりしていた。
    ただ、付き合った当初からもそうだったが彼女はあまりセ○クスが好きではないと言っており、離れ暮らすようになってからは弟さんの体調の心配もあり、肉体関係は事実上消滅した。
    いつの間にか柄にもなくプラトニックな感情を彼女に抱いていた俺は、少し不満ながらもさほど気にしてはいなかった。

    だけど翌年の、それも奇しくも夏…。





    698: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 19:31:45.05 ID:sOrrUhtZI

    ゴクリ…





    699: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 19:33:58.91 ID:5CO8yrEaO

    夏は女をダメにする!





    700: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 19:35:40.35 ID:6qXOlHjLO

    最近あまり連絡を返してくれてなかった彼女が久々に食事に誘ってくれて、俺は有頂天な気分で待ち合わせ場所に向かった。
    あまり構ってもらえてなかった俺はガキみたいに彼女をからかい、「男が出来たんだろ~?」とか軽いノリで言ってしまった。
    彼女、まさかの沈黙。
    俺は一瞬で青くなり、飯も喉を通らずに、とにかく落ち着いて話せと自分に言い聞かせて彼女に話を促した。
    もはや様式美とも言える展開で、悲しいかな俺の覚悟は殆ど一瞬で完了してしまった。結局こうなるのか、と。
    彼女は、元彼とよりを戻していた。





    701: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 19:43:54.47 ID:6qXOlHjLO

    どこにそんな元気が残っていたのか今でも謎だが、俺はトイレでバカみたいに泣いた。赤い目を隠したくて目薬を差したが、妙に沁みて余計に泣いた。
    ダメ元で「別れて俺に戻ってきて」と言ってみたが、言う前から返事などわかりきったもの。元彼がイケメンのバンドマンなのは知っていた。俺はイケメンには勝てない。顔も心もブサメンだから。

    それからしばらくして、共通の友人が教えてくれた。俺が彼女の家を出たその日から、バンドマンは彼女の家に住んでいたと。弟さんは上京なんぞしてなかった。





    702: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 19:50:43.04 ID:5CO8yrEaO

    おまえは幸せになれ!
    超幸せになれ!





    704: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 19:56:29.89 ID:6qXOlHjLO

    それどころか、俺の家に住んでいた頃も関係は続いており、実質二人は別れてから一月もせずに復縁していた。
    俺は自分が束縛されるのを嫌うから、相手もなるだけ束縛しないようにしていた。だから彼女が誰かと電話で長話をしていても、相手が気になっても滅多に尋ねはしなかった。
    これは俺が悪かったのだろうと思う。完全に彼女を信じきっていた。見事なピエロぶりだった。
    彼女は彼と結婚するつもりらしい。彼氏のほうも、近々バンドがメジャーレーベルと契約するかもと言われている。

    本気の本気で愛していた。幸せになって欲しいと、皮肉ではなく本心から思う。

    ただ、俺が出ていくときに置いて行ったベッド(元々俺の家にあったやつ)を未だに使い続けているらしいというのはさすがにどうだ。そんなもん捨てて新しいの買いなさい。





    708: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 20:05:57.62 ID:dDGfnQ+40

    >>704
    おまえいい奴ってか心が美しすぎるだろ
    俺ならまとめて恨むわ
    寧ろおまえが幸せになってほしいよマジで





    712: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 20:12:12.37 ID:6qXOlHjLO

    >>708
    彼女な、一緒にいてホントに楽しかったの。なんもせず部屋でボーってしてるだけで超幸せだった。そんな子が不幸になって欲しいなんて思えんだろ。







    707: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 20:04:21.25 ID:38jV3RHV0

    ぽー(゚Д゚)





    709: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 20:06:40.03 ID:t2rw8qGn0

    なぜ幸せになって欲しいと素直に思えるのか
    俺なら無理





    711: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 20:08:43.35 ID:38jV3RHV0

    なんでお前そんなにいい奴なんだ
    心イケメンすぎるだろ





    712: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 20:12:12.37 ID:6qXOlHjLO

    んじゃ、次の安価は>>716な。





    715: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 20:14:03.14 ID:sOrrUhtZI

    へいへい!





    716: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 20:14:20.74 ID:XHgJJwtMP

    ksk





    717: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 20:15:07.49 ID:38jV3RHV0

    >>716
    それじゃどーぞー




    719: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 20:15:20.14 ID:XHgJJwtMP

    踏んだか
    ちゃちゃっとまとめてくる





    720: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 20:19:52.05 ID:XHgJJwtMP

    生まれた時から起伏のない人生だった。多分。だからあんまり面白くもないかもごめん

    うちのトーチャンは厳しい人なんだが、そのトーチャンのせいで、かはわからないけど今必死にどん底を這いつくばって生きることになった経緯を話すことにする。





    723: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 20:23:51.59 ID:6qXOlHjLO

    ふむふむ





    724: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 20:25:39.69 ID:XHgJJwtMP

    小学校入学。そこらへんから今へ繋がってしまう。長いけど必死にまとめてみる
    うちは三人兄弟なんだが、俺以外の兄弟はみんな小学校入学から塾に通ってて頭が良かったんだ。
    だから、俺も入学と同時に塾に行かされることになった。俺もそれに特に反対ではなかったから、そこまでは良かったんだが。

    で、それからしばらくして、小3くらいからどんどん塾が嫌になってくる。宿題は面倒臭かったし、その頃宿題の紙をぐしゃぐしゃにしてトイレに流すくらい嫌いになった。





    725: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 20:30:51.90 ID:XHgJJwtMP

    理由はわからなかったが、学校もあんまりうまくいってなかった。
    そしてついに小4の時、ただ学校も塾も休みたくなって、それだけの出来心で夜寝る前に「身体が痛い」って痛がる演技をカーチャンにしてみせた。
    そしたら何かトーチャンがしゃしゃり出て、入院沙汰の大事になってしまったんだ。きっとそこが最初のターニングポイントだったんだと思う。
    正直罪悪感もあったけど、嬉しかった。これで塾も学校も休めると思ったから、ちょっとだけ、しばらく、心を休めるだけ。
    そのつもりだったのに、こんなことになるとは。





    726: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 20:31:35.55 ID:38jV3RHV0

    人生はちょっとのことでガラリと変わるもんねえ





    727: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 20:34:44.60 ID:XHgJJwtMP

    そこからどんどんひどくなっていく。

    入院してから、今まで嫌々してた勉強をやめた。ただひたすらだらけて、たまにあるリハビリと検査の時だけ動いた。
    「痛い」という名目だったから、車椅子生活でどんどん体力も落ちてった。
    夜眠れなくて、備え付けのライト付けて夜な夜な漫画を読んでたら看護師さんに怒られることもあった。

    こんなのでいいのかなぁ、と思ってた。
    そこでもっとちゃんと考えれば良かったんだ。どう考えても、その入院生活よりは学校行って塾行って、のほうが良かったはずなんだ。
    ずっともやもやしてた。でもそれも、そのうち消えた。





    729: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 20:36:34.11 ID:5CO8yrEaO

    今回のスレはみんな読ませる話するな・・・





    730: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 20:37:01.67 ID:6qXOlHjLO

    子供の頃は逃げ道があれば迷わずそっちに行ってしまうものだからな…





    731: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 20:39:39.46 ID:XHgJJwtMP

    罪悪感が消えて、ダメ人間になっていったその頃。そろそろやめなきゃな、と思い始めた。

    それで、ちょっとずつ良くなっていく演技をした。
    そうしたらみんなまたコロっと騙されちゃって、小5の頃退院することになった。
    半年近く入院していた。本当、もっと早くやめておけば良かったのに。

    それから、当然小学校に戻ることになったんだが。
    ばあちゃんの提案で、カーチャンとばあちゃんが昔通ってた私立の金持ち学校に行くことになったんだ。ばあちゃんに高い金出してもらって、制服も買ってもらって、高いランドセルに買い替えてもらった。
    結局最初の小学校に戻ることになったんだが…本当無駄金だった。





    732: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 20:40:31.11 ID:38jV3RHV0

    本当にいろいろあるのな





    733: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 20:42:21.53 ID:dDGfnQ+40

    仮病で入院って本当にあるんだな





    734: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 20:47:26.02 ID:XHgJJwtMP

    その学校でやり直そう、と子供心に思ってたんだ。
    自分ならできると思ってた。自分はそこまでダメな奴じゃないと。
    なんでそこまで自信があるかと言えば、実はこんなダメ人間でも塾に通ってた間は神童と褒められるほど頭が良かったからだろう。
    でもその自信もすぐに消えた。

    転校初日、担任の先生と会った。とても優しそうな男の先生だった。
    やり直せる、と本格的に思った。この先生が受け持ってるクラスなら、きっと悪い奴はいないだろうと。

    その予想は間違ってなかった。でもダメだった。

    いい奴しかいなかったんだ。

    自分は良い子ぶってても、根っこはすこぶる悪い。
    前の市立の学校なら、程よくアホで、程よくワルな奴もいた。だから、ちゃんと話が会う奴もいたんだ。
    この学校はいい学校すぎたんだ。ちょっと悪いことを話すような、話が合う奴が、一人もいなかった。
    俺はあっという間に不登校になっていった。





    736: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 20:48:59.46 ID:6qXOlHjLO

    これは悲しすぎる





    737: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 20:52:27.60 ID:XHgJJwtMP

    ここからもうコンティニュー不可の世界が始まった。

    家に篭る、それが引きこもりの代名詞だが、俺はそうではなかった。
    一応まだ出来ると思ってたから、まだやる気は残ってた。
    だから、カーチャンに車で送ってもらって学校の敷地内まで行くことはあったんだ。

    でも行けなかった。なんでかもう動きたくなかった。もうなんでもよかった。

    そんなことが続くうちに、全てがどうでもよくなってしまった。

    それから、引きこもり、引きこもり、引きこもり、の連続で、行こうとすることすら無くなった。
    そのうち見かねたトーチャンが俺を元の学校に戻した。





    738: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 20:54:58.88 ID:38jV3RHV0

    そんな期待しないで読んだらまさかの展開だった





    739: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 20:59:01.35 ID:XHgJJwtMP

    それから、ちょっと学校行くことはあったんだが…結局は引きこもりだった。
    やっぱりどうでもいいままだった。

    と、ここでちょっとしたことがあるが割とどうでもよかったんで割愛。

    そんでもって、小6の頃。朝目が覚めても布団から出ず、横になったまま妄想にふけるようになる。
    俺でもまだやり直せる未来を妄想していた。奇跡が起きて、ちゃんと笑えて、どうでもよくなんかなくって楽しい毎日を。

    そのうち俺は妄想を現実に重ねるようになる。TVの中のヒーローが助けに来ると信じるようになる。

    今思えば助けって何だよ。自業自得だ。

    それから、夜な夜なヒーローが現れる妄想を始める。
    口パクでヒーローの名前を呼んだりした。

    そしたらいつか来てくれると思ってた。俺を助けに。





    740: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 21:01:43.73 ID:6qXOlHjLO

    本気で辛くなってきた…





    743: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 21:04:48.96 ID:IKUv2D7G0

    ヒーローが助けてくれるって妄想おれもしてたな…





    744: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 21:05:11.17 ID:38jV3RHV0

    カイジみたいなの絶対人生に一度は考える





    745: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 21:06:18.45 ID:XHgJJwtMP

    まるで宗教のようにヒーローを妄信するようになった。奇跡を信じるようになった。
    奇跡になんか頼らずに自分で動けば、こんなことにはならなかったのに。
    だがそのうち徐々に…ヒーローはいないと分かり始めた。

    それでも信じたかった。ヒーローの存在を。でも、最後には受け入れた。ヒーローがいないこと。
    その時の俺には虚無感だけが残った。
    そのままもっとどうでもいいのが酷くなってって、現実を見ずに小学校卒業。

    それから、トーチャンの存在が気になりはじめた。
    いつも怒ってて、俺がこうなったことの原因。小さい頃は塾の宿題をやらなかったことで殴られたりして。それが嫌だったから逃げ出したってのもあるんだ。
    ネグレクトの逆だった。俺のことを気にかけ過ぎだった。
    なんだか憎しみが湧いてきて、トーチャンを憎むようになった。

    カーチャンは優しくていい人だったんだけど、そのカーチャンを意味不明な理由で怒鳴りつけたりする人だったから、憎むのは比較的簡単だった。





    749: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 21:16:45.28 ID:XHgJJwtMP

    それから憎んで憎んで、憎みまくった。
    ヒーローというたった一つの希望の柱を失った俺はもう憎むことしかできなかった。アホめ。

    でも結局、それもやめた。
    本当はわかってた。誰も悪くないって。
    悪いのは子供だった自分だって、わかってた。

    トーチャンは確かに行き過ぎな変人だった。それでも俺のことを想ってくれてた。
    だから、もう、やめた。
    希望じゃなくて自分を信じることにした。自分の力を信じる。
    それは簡単じゃなかったし、時間もかかったけど、ちゃんと真人間に戻れた。

    自分が悪いって認めるのは辛かったけど、それから目を逸らしたらずっとこのままだって分かってたから、頑張った。
    しばらくどうでもいいのは残ったけど、それもそのうち克服した。

    そんでもってそれからはエスカレーター式に時間が過ぎる。ここで既に大人の心を手に入れてた気がする。気のせいかもだけど。

    それで、今はどうでもいいのも治って、持ち前の妄想力を生かしてしがない画家やってる。
    まぁ普通に十分生活が送れるくらいの金は手に入ってる。裕福なほうだろう。

    まぁ、色々あったけど今はこれでいいと思ってる。
    これからも奇跡を信じず自分を信じて頑張ろうと思う。

    このスレみてて思ったけど、俺なんかより酷い人生送ってる奴だっているし、こんなのまだいいほうだ。
    自分を信じ過ぎず、奇跡を信じ過ぎず、ただなるようになろうと思う。
    それでいいんだからな。


    長々とすまんかった





    759: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 21:21:40.69 ID:6qXOlHjLO



    美術館は大小問わずよく行くから、もしかしたらどこかで>>749の絵を観てるのかもしれんな。
    素晴らしい。





    750: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 21:17:11.99 ID:zzAqFmR30

    おつ





    752: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 21:18:38.23 ID:vhh94Nd00






    755: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 21:19:22.18 ID:1tmeTSHX0

    ヒーローや神を信じなくなったのはいつだったか・・・
    まあ自分に自信持てるようになったらそんなものは自然と忘れるもんだ
    何か自分の好きなもの見つけて没頭するといいぞ





    756: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 21:19:23.88 ID:XHgJJwtMP

    最後の方疲れちゃってなんか適当だったけど大体はまあこんな感じだったってだけ。

    一応エスカレーターの途中でも辛いことあったけど幼少の頃の経験がインパクトありすぎてあんま覚えてない。

    >>761





    757: pxy017.kyoto-u.ac.jp 2013/07/02(火) 21:20:33.17 ID:tDThd6Iw0

    すごすぎワロタ

    ほんとに感受性が豊かだったんだな





    760: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 21:22:06.32 ID:JEs6K8hd0

    ksk





    761: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/02(火) 21:22:09.91 ID:qPiqaxA30

    ノーマルエンド…いやまだおわっちゃいねえな乙





    管理人

    ちょっと泣きそうになったよ。
    ここで区切ります。

    続きはこちら→>>5が自分の人生を語るスレ4




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    [ 2013/07/05 10:20 ] VIP | CM(0)

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